モバイルゲームは「クジラ」から儲けを搾り取れ
2011年7月31日 18:05
capra 曰く、
モバイルアプリ専門の調査企業Flurryによると、無料のモバイルゲームで有料アイテムを購入するユーザーは非常に少ないが、購入者の5%は1回に50ドル以上を支払っているという(Flurryのブログ記事、AllThingsDの記事、本家/.)。
1回あたりの有料アイテム購入額は平均14ドルとなっており、ほとんどの有料ゲームの価格を上回る金額だ。この平均額は高く感じられるが、10ドル以下のアイテム購入では9.99ドルが一番多く、次が4.99ドルとなっており、0.99ドルは2%以下なのだという。ゲーム内の有料アイテムを購入するかどうかは、どの程度ゲームに没頭しているかが大きく影響し、「お金を使うか、使わないか」という形で意思決定が行われる。選択肢があれば、より高額のアイテムを購入するオプションを選択する傾向もみられるという。本体は無料で有料のアイテムを販売する「フリーミアム」ゲームにお金を払うユーザーは全体の3%程度だが、50ドルを超えるアイテムを1回で購入するケースも5%以上ある。これは家庭用ゲーム機やPC用に市販されているゲームソフトと同等の価格帯になる。
購入回数でみると10ドル以下のアイテム購入は全体の71%もあるが、小魚を集めているようなもので、総購入額では全体の31%に過ぎない。これに対して、20ドル以上のアイテム購入はクジラのようなものだ。回数でみると全体の13%しかないが、総購入額では全体の51%を占める。この「クジラ」を捕まえることができるかどうかが、フリーミアムゲームの成功を左右するということだ。
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