【銘柄診断】ファナックは外国人など実需主導で新ステージ入りへ躍動感強める

2011年7月31日 14:57

  ファナック <6954> は好業績発表を契機に改めて見直し買いが加速、躍動感を強めている。今回は1999年12月29日の上場来高値1万4900円更新が視野に入っており、文字通りの新ステージ入りが間近に迫っている。

  中国をはじめとするアジア市場で、FAおよびロボドリル(小型マシニングセンタ)が絶好調を持続。欧米向けロボットも回復が続いている。このため今2012年3月期の中間決算について営業利益を従来の1046億円から1168億円(前年同期比31.1%増)へ増額修正。

  また、第1四半期の受注高が前四半期比15%増の1544億円と過去最高に達し、後半にかけての好業績が約束されている状況だ。中国などでは人件費削減から工作機械の導入が活発化しているが、同社の場合修理などアフターサービスでは他社の追随を許さない体勢にあり、今後ともその圧倒的優位性は揺るがないものと見られている。

  中勢トレンドでは2008年10月の4800円をボトムに持続的上昇トレンドを描いており、明らかに外人など実需主導の相場になっていることを示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【チャート・ワンコメント】「放射能」測定関連のエステー150円高、一段高濃厚(2011/07/29)
【読者と一問一答】月足チャートで8月相場はどうなる?月初安く始まって後半高の可能性(2011/07/29)
【太陽光発電関連特集7】太陽電池セルメーカーなど主要な関連企業(2011/07/25)
【太陽光発電関連特集6】大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設も活発化(2011/07/25)

関連記事

最新記事