【銘柄診断】AGSは出遅れ狙いの買いが流入、上昇トレンドへの転換を確認

2011年7月27日 16:43

 AGS<3648>(東2)はここへきて戻り足を鮮明にし、今年3月11日の上場来高値944円を射程内に捕らえてきた。情報処理サービスの品質向上のための社内インフラ更改が完了したほか、ソフトウエア開発の生産性向上などによる製造原価低減が奏功、前2011年3月期の営業利益前々期比47.9%増を確保した。

 今2012年3月期の営業利益は12億5000万円と前期比4.9%減が見込まれており、これまではここらあたりが若干嫌気される場面もあった。しかし、配当利回りが4.2%に達しこの面で下値不安は極度に乏しくなっている。今3月期は減益とはいえ、これは比較となる前3月期の利益水準が大きく上昇したため。

 また今3月期の減益にしても、さいたま市内に建設中の「さいたまiDC第2センター」建設による先行投資負担が響くもの。「さいたまiDC第2センター」は2012年1月に竣工、同4月よりサービス開始が予定され、来期以降は増益転換の可能性が強い。PBR0.5倍という低さを解消する上昇トレンドに乗りつつあるようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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