【銘柄診断】加藤製作所は高値更新、遅れて開示の今期業績が続伸し値ごろ割安株買い
2011年7月25日 17:53
加藤製作所 <6390> は25日、23円高の260円まで上げて急続伸し、3月25日につけた年初来高値253円を更新した。
前週末22日大引け後に今年5月の本決算開示時に未定としていた今年3月期第2四半期累計・通期業績予想を発表、通期業績が2ケタ続伸することから極低位値ごろの割安株買いが増勢となった。
3月通期業績は、売り上げ580億円(前期比20%増)、経常利益21億円(同66%増)、純利益17億円(同32%増)と予想された。
東日本大震災によるサプライチェーンの被災で一部部品が供給不足となり、4~5月に建設用クレーン、油圧ショベルの生産ラインを一時停止したが、国内の建設用クレーンの受注が回復し、中国の油圧ショベルも順調に推移、6月に入って部品納入も徐々に正常化し、7月以降の生産・販売が順調に推移するとして続伸を見込んだ。
株価は、大震災発生で急落した年初来安値154円から震災関連特需思惑で同高値253円まで6割高、同社工場の生産停止や今期業績の未定予想が響いてで211円まで調整し下値固めが続いた。PER8倍台、PBR0.5倍の割安修正で震災復興関連株人気を再燃させよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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