LulzSec、もう復活か。The Sunのトップページを虚偽の記事に差し替え

2011年7月21日 15:00

  headless 曰く、

 6月末に活動休止宣言を出したばかりのハッカー集団「LulzSec」だが、わずか3週間あまりで活動を再開したようだ。攻撃を受けたのは英タブロイド紙「The Sun」ほか、News International傘下の複数のWebサイトだ(CBS Newsの記事MSNBCの記事LulzSecのツイート本家/.)。

 この攻撃により、一時The SunのトップページはNews Internationalの所有する別のWebサイトにリダイレクトされるようになっていたとのこと。リダイレクト先のWebサイトも攻撃を受けており、「メディア王、遺体で発見」という見出しで、ルパート・マードック氏の死亡を伝える虚偽の記事が掲載されていた。その後、リダイレクト先サイトがダウンしたため、LulzSecのTwitterページにリダイレクト先を変更したようだ。ただし、現在のところThe SunのWebサイトは復旧している。

 News Internationalはマードック氏が会長兼CEOを務めるNews Corporationの英子会社で、組織的な携帯電話盗聴が発覚して廃刊になった英タブロイド誌「News of the World」の発行元でもある。この事件は英政界や警察を巻き込んだ大スキャンダルに発展しており、News Corporation傘下ダウ・ジョーンズCEOの辞任News of the World元編集長の逮捕、警視総監の辞任、盗聴を告発した元記者の死亡など混乱が続いている。19日にはマードック氏および息子のNews International会長ジェームズ・マードック氏らが英議会に召喚されて証言し、注目を集めた。LulzSecは一連の事件との関連は明らかにしていないが、マードック氏に挑戦するといった内容のツイートもあり、ターゲットがマードック氏であることは間違いないようだ。

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