スペースシャトル最後の飛行、今夜帰還
2011年7月21日 09:45
スペースシャトル・アトランティス(STS-135)の搭乗クルーらは7月20日、飛行制御システムや姿勢制御システムなどの最終点検を行い、帰還への最終準備を終えた。
米航空宇宙局(NASA)によると、アトランティスの機体状態や姿勢制御システムは良好で、着陸に大きな問題はないという。また、着陸時のケネディ宇宙センター周辺の天候も良好だとみられる。
アトランティスが7月21日にケネディ宇宙センターに着陸できるチャンスは2回。1回目はアメリカ東部夏時間7月21日5時56分(日本時間18時56分)、2回目は7月21日7時32分(日本時間20時32分)の予定。
また、アトランティスに水や酸素、食料などが十分にあることから、NASAは7月21日の着陸において、場所をエドワーズ空軍基地やホワイトサンズ試験場に変更するプランを検討していない。もし悪天候などでアトランティスがケネディ宇宙センターに着陸できなかった場合、NASAはミッションを延長する。
なお、今回がスペースシャトル最後のフライトで、1981年4月の初飛行から約30年間の歴史に幕を下ろす。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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