【銘柄診断】マンダムは猛暑関連人気に1Q決算発表先取りがオンし高値肉薄

2011年7月20日 19:38

  マンダム <4917> は20日、31円高の2349円まで上げて反発し、7月15日につけた年初来高値2358円に肉薄した。猛暑到来で今年6月発売の汗、ニオイふき取りの「リフレシュボディシート」などの季節商品が好調に推移しており、7月29日発表の今3月期第1四半期(1Q)決算を先取り、業績上ぶれ期待を高めて買い増勢となっているもので、外資系証券の目標株価引き上げなどもフォローの材料視されている。

  同社は、男性用グルーミング事業と女性コスメティック事業を展開する化粧品会社で、前期1Q業績は、国内男性グルーミング事業が伸び悩み2ケタ減益となった。

  今期は、国内男性用では「ボディシート」の発売や、インドネシア向けの女性用化粧品の続伸などから増益転換が見込まれている。

  3月通期業績は、円高などの為替動向から、経常利益が56億2000万円(前期6%減)と減益転換が予想されているが、純利益は、前期計上の過年度法人税の一巡から30億円(同12%増)と増益転換が見込まれている。1Q業績動向次第で、業績上ぶれ期待も高まってくる。

  株価はPER18倍台と市場予想を上回っているが、薄めながら信用倍率が1倍台で拮抗している信用好需給なども支援して上値トライが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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