畜産農家に周知できなかった原因を検証へ
2011年7月20日 11:00
枝野幸男官房長官は19日の記者会見で、放射性セシウムが出荷牛から検出されたことについて「消費者はもちろん畜産関係者に対しても政府として大変申し訳ない」と稲わらを通して内部被曝した牛の食肉が市場に出たことに対し陳謝した。
その上で、枝野官房長官は放射性セシウムに汚染された屋外の稲わらを牛に餌として与えないよう指示した通知が畜産農家に周知徹底されていなかった事実を認め、通達方法に問題がなかったのかと記者団から質され「十分に周知がなされずに、大変、心配と迷惑をかけて申し訳ない。農林水産省で(なぜ、周知されなかったのか)検証頂こうと思っている」と語り、畜産農家に周知できなかった原因を農水省で検証してもらう意向を示した。
(編集担当:福角忠夫)