WiMAXモジュールの認証を、村田製作所が取得
2011年7月19日 11:00
村田製作所はこの度、WiMAX通信モジュール(LBFA1ZRSTZ)において、UQコミュニケーションズ株式会社のネットワーク接続性試験を完了し、同社が提供する認証プログラムUQ Certificationを取得した。
スマートフォンや携帯電話、モバイルPCなどポータブル通信機器の普及と高機能化に伴い、高速、大容量のモバイルブロードバンド通信方式であるWiMAXへの期待が高まっている。KDDIグループのUQコミュニケーションズ株式会社は、このWiMAX方式を採用したUQ WiMAX(ユーキューワイマックス)の名称で無線データ通信のサービスを行っている。
WiMAXは世界標準規格の通信技術であり、日本でのサービスエリアのカバー率も既に、全国政令指定都市・特別区の95%を超えた。また、今年4月にはKDDIから日本初となるWiMAXを搭載したスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」が発売されて注目を集めるなど、WiMAXはますます身近な存在になりつつある。
今回、村田製作所がUQ Certificationを取得したWiMAXモジュールを搭載すれば、最終機器での接続試験にかかる工数を大幅に削減でき、商品の開発期間を大幅に短縮することが可能だ。また、村田製作所の進める小型化技術によって、アンテナを以外の通信部が全て内蔵された製品は、取り扱いが容易な上、WiMAX通信モジュールとしては最小サイズを実現していることも、市場の拡大に一役買いそうだ。