ドコモと東京海上日動、携帯で加入できる1日500円の自動車保険を発売
2011年7月18日 13:01
NTTドコモと東京海上日動火災保険は15日、携帯電話でいつでも加入できる「1日自動車保険(1日単位型自動車運転者保険)」を、今年10月に発売すると発表した。同様の自動車保険の販売は業界初となる。1日あたり500円の保険料で、必要な日数分だけ自動車保険を契約できるのが最大の特長。同商品の提供により、現在、年間10万件以上発生していると推定される無保険運転による事故の縮減が期待される。
新たな保険サービスの名称は、「ドコモ ワンタイム保険(1日自動車保険)」。商品のコンセプトは、「親や友人の自動車を運転する際に、1日あたり500円の保険料で、必要な日数分だけ、いつでもどこからでも携帯電話で加入できる新しい自動車保険」。
一般的な自動車保険は、1年単位の加入となるが、1日自動車保険では、1日単位で加入できるため、友人や親族などの車を借りて運転するなどの利用シーンで活用できる。また、自動車を運転する日に限定した短期間での契約ができるため、手頃な利用料(保険料相当額)で利用することができる。
さらに、加入に際しては、「iモード」の専用サイトで、最小限の項目に入力するだけで即座に加入ができる。また、支払いに際しては、月々の携帯電話料金と合算されるため、手軽に利用することができる。
なお、1日あたり500円のプランには、対人・対物補償と搭乗者傷害特約(一時金払)が付くが、車両補償は付かない。車両補償が付帯したプランは1日あたり1000円で利用することができる。両プランとも、対人・対物補償の保険金額は無制限、搭乗者傷害特約(一時金払)の保険金額は1000万円、車両補償は修理費用・買替費用を300万円まで補償(自己負担額15万円)となっている。
利用対象者は、携帯電話の契約者本人および二親等以内の親族。対象自動車は、運転者本人もしくはその配偶者以外の個人が所有している自動車で、自家用普通・小型・軽四輪乗用車の3車種が対象。一方、法人所有自動車(レンタカーを含む)は対象外となる。
同サービスは今年10月から提供を開始する予定。また、東京海上日動火災保険は、2012年1月から、「1日単位型自動車運転者保険(ブランド名は未定)」として、同社が委託している全ての保険代理店で販売する予定。