【銘柄診断】ウイン・インターナショナルは専門分野に注力、持続的成長目指す
2011年7月17日 15:17
ウイン・インターナショナル <2744> は東日本大地震に伴う全般の下げに連動して3月15日に530円まで売り込まれたが、その後も震災前の水準を回復することもなくもみ合い場面に終始している。
前2011年3月期は薬価引き下げなどが響き営業利益は14億4900万円と前々期比5,9%減となった。しかし、薬価改定が行われないため、今2012年3月期は営業利益16億100万円と前期比10.4%の増益が見込まれている。この流れでいくと2年に1度改定される薬価引き下げの影響を受ける来2013年3月期は減益が懸念されることになり、そうした上下動のある業績動向が継続的な買いを呼びにくい要因になっている。
そうした点を踏まえ主力商品である循環器領域でのシェア拡大を実現するほか、心臓外科領域や心臓律動管理(CRM)領域の商品を取扱うセクションを設置して専門性を高めること等で、継続的な成長を目差す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【震災後の自動車株に明暗】「生産回復」から「需要の見極め」へ=犬丸正寛(2011/07/17)
・【太陽光発電関連特集1】電力会社からの送電依存度を減らす小規模分散型電源(2011/07/17)
・地熱発電特集(4):地熱発電を国内・海外で事業展開する主要な関連企業(2011/05/08)
・LED照明関連銘柄特集(5)=LED照明に続く次世代の省エネルギー型照明も注目(2011/05/10)