浜岡原発は別次元で判断 枝野官房長官

2011年7月15日 11:00

 政府は原子力発電所の安全性確保をより確実なものにするため、定期点検に伴い停止した原発の再稼働を判断する1次評価と再稼働した原発を含め稼働を継続するか、停止するか、全ての稼動中の原発を評価する2次評価を行う態勢づくりを進めているが、地震のリスクが特に高いとして、さきに運転停止を要請し、現在完全停止している静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発については別の次元で再稼働についての判断をする考えを示した。

 これは、枝野幸男官房長官が14日の記者会見で明らかにしたもので、「浜岡原発については停止の経緯から考えても(他の原発と)イコールではない」と語るとともに「そもそも、停止要請した理由が、地震などリスクが非常に高いということであった」ことから「そのことを前提に様々な対応が十分に図られているかどうか、(他の原発と)違う次元で考えねばならない」と語った。浜岡原発は政府の要請を受け、今年5月14日から完全停止している。
(編集担当:福角忠夫)

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