【銘柄診断】エフティコミュニケーションズは環境関連に注力、戦力化に期待

2011年7月14日 19:48

  エフティコミュニケーションズ <2763> は底値固めに約2か月を費やしており、売りは一巡しつつある。当面の業績低迷は株価に織り込まれたと見てよく、次は反転相場への手掛かりを探る展開に移りそう。

  前2011年3月期こそ前々期比36.2%の営業減益に見舞われたが、今2012年3月期の営業利益は7億5000万円と前期比61%の大幅増益が見込まれている。それにも関わらず株価が低調なのは中小企業向けビジネスホン、コピー機・複合機等のOA機器などはリプレイスが主力で市場が成熟期入りの要素が強いほか、個人向けの光ファイバー回線サービスも伸び悩むなど成長という視点でやや評価を落としているようだ。

  ただ、こうした中で現在力を入れているのが環境関連商品。太陽光発電システムや省エネルギー照明分野における政府の普及促進制度の継続に加え、東日本大震災による節電志向の高まりにより、急ピッチの普及拡大が見込まれるこの分野に攻勢をかける方針だ。環境関連商品の戦力化が株価上昇へ向けてのキーポイントになりそう。配当利回り4.5%という利回りの高さも魅力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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