【話題株】トナミホールディングスは6日続伸だが実質15連騰

2011年7月14日 18:34

■「一目均衡表」のご託宣250円まで快走も

  北陸の運輸大手・トナミホールディングス <9070> は14日、一段高の続伸となり、191円(11円高)の高値引けで6日続伸。1月12日につけた年初来の高値183円を更新した。国民新党の綿貫最高顧問につながるとして政治銘柄のイメージがつきまとうものの、業績は今期の営業利益を16.9%増と見込むなど堅調。また、株価は前期末の1株純資産491円12銭の約4割の水準(PBR0.4倍)とあって、見直す動きが広がっていた。

■目先的には198円前後で一服感

  株価は本日で6日続伸となったが、これは「前日比変わらず」の翌日から数えた日数。和式の罫線観測のひとつである「一目均衡表」方式を採ると、続伸や続落の途中に「前日比変わらず」がはさまる場合、続伸または続落に組み入れて日柄計算するという。この方式を採ると、株価は6月24日から本日まで、「前日比変わらず」が2度ある以外はすべて前日比プラス。このため、実際上は15日続伸(15連騰)になるという。6月24日の終値は150円だった。

  と、いうことで当社株を「一目均衡表」に表わしたチャートを見てもらうと、日足は15連騰となって「基準線」「転換線」「遅行線」ともすべて好調な状態の「三役好転」真っ最中。最高の状態である。ただ、これでは際限なく上がるということになり現実味に欠け、上値メドが出てこないという。

  そこで、週足を一目均衡表にすると、「雲」と呼ぶ抵抗帯を、ちょうど今週になって突破し、勢いがついたばかり。ただ、「遅行線」が「雲」に入ったため、このまま一気に値上りするか、目先は上げ一服型の一進一退に転じるかの分岐点という。このため、続いて月足を見てもらうと、月足では「基準線」を抜く直前の状態になっており、目先的には月足の「基準線」(14日現在約198円)を抜くかどうかが焦点。抜けば、「雲」にさしかかる250円前後までの快走が見込めるというご託宣だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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