【銘柄診断】日本エム・ディ・エムは下触れ懸念を織り込む、今期の回復が焦点に

2011年7月12日 18:26

  日本エム・ディ・エム <7600> は震災後の安値からそれなりの反騰相場を見せたが、そこから伸びきれず長いもみ合い場面となっている。

  前2011年5月期の第3四半期累計決算は営業利益が4億1800万円と前年同期比同45。2%の大幅減益に見舞われた。前5月期通期については営業利益7億円(前期比14.5%減益)の見通しを据え置いた。これでは前5月期第4・四半期の業績の飛躍が前提となるだけに、業績未達への懸念が株価の圧迫要因となっている。

  ただ、ここまではもみ合い局面で織り込み済みと思われる。前5月期の減益の要因となった医療機器の償還価格引下げは今2012年5月期は見送りとなるほか、米国子会社の好調は引き継がれる見通しにある。このため、今5月期は業績回復が想定され、そうした点への株価の予見的な動きがいつ出てもおかしくない。PBRが0.5倍と低く、底値ゾーン離脱の局面がいつ訪れてもおかしくない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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