スペースシャトル、国際宇宙ステーションと最後のドッキング

2011年7月11日 10:30


 スペースシャトル計画最後のフライトとなる、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)は予定通り、アメリカ東部夏時間7月10日11時7分(日本時間7月11日0時7分)、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。

 ドッキングする前、アトランティスの搭乗クルーらは機体をゆっくりと宙返りさせ、ISSに滞在している第28次長期滞在クルーらはカメラを使って、数分間にわたって、アトランティスの全体を撮影し、耐熱タイルなどを点検した。

 コロンビアの空中分解事故以降、ランデブー・ピッチ・マヌーバと呼ばれるこの点検は毎回行われており、ISSから撮影された画像はジョンソン宇宙センターへ転送され、アトランティスの機体に損傷があるかどうか、今後さらに詳しく調べられる予定。

 ISSとアトランティスのハッチは、ドッキングの約1時間40分後、アメリカ東部夏時間7月10日12時47分(日本時間7月11日1時47分)に開けられ、アトランティスの搭乗クルーらがISSに入り、第28次長期滞在クルーらと再会し、抱き合い喜んだ。

 アトランティスの搭乗クルーらは今後、多目的補給モジュール「ラファエロ」の取り付け作業及び第1回目の船外活動の準備作業を行う。なお、アトランティスの搭乗クルーが少ないため、今回のミッションでは、第28次長期滞在クルーが船外活動を担当することになっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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