最後のスペースシャトル、打ち上げ成功
2011年7月9日 03:30
米航空宇宙局(NASA)はアメリカ東部夏時間7月8日11時29分(日本時間7月9日0時29分)、スペースシャトル計画最後のフライトとなる、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)をケネディ宇宙センターから打ち上げた。
打ち上げから約2分後に固体ロケットブースター(SRB)、約9分後に外部燃料タンク(ET)が切り離され、アトランティスは地球周回軌道に投入され、打ち上げが成功した。
スペースシャトルの打ち上げは今年5月のエンデバー以来、約2ヶ月ぶり。今回がスペースシャトル最後のフライトで、1981年4月の初飛行から約30年間の歴史に幕を下ろす。
アトランティスは2日後に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングし、多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ。
アトランティスとISSの分離は7月18日、ケネディ宇宙センターへの帰還は7月20日に予定されている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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