【銘柄診断】神鋼商事は7月29日に第1四半期の決算発表、期待人気が高まる
2011年7月7日 18:34
神鋼商事 <8075> は目先調整を切り上げ出直りの兆しを強めてきた。合理的な算定が困難として今2012年3月期の見通しを明らかにしていないため、市場人気が後退していた。しかし、7月29日に今3月期の第一四半期の業績発表が行われるスケジュールとなり、後半の回復を想定した業績好調持続への期待感高まってきている。
鉄鋼原料は鉄鉱石など資源価格の上昇が追い風となり、懸念されていた自動車向け鋼材も自動車業界の急ピッチの生産回復で後半にかけ状況は大きく改善されるものと見られている。神戸製鋼グループの中核となるグローバル商社を目指し海外拠点の開発を急ピッチで進めており、中期経営計画では2016年3月期に経常利益100億円(前2011年3月期63億3300万円)を目指す成長路線を想定している。今3月期第一四半期の決算発表へ向け、期待人気が着実に高まる方向が予想される。
長期経営ビジョンの実現に向け、2010年7月にアラブ首長国連邦にドバイ駐在員事務所を開設し、また、同年12月に中国において新たに電子材料用部品の加工事業への進出を目的に会社を設立、今年3月にはインド・ニューデリーに神鋼商事インド会社を設立するなど海外拠点の拡充を急ピッチで進めている。鉄鋼各社が増額期待で株価強調を演じており、同社にもそうした人気が波及の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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