光岡自動車、3輪型の新型EV「雷駆-T3」:年内に100万円未満での発売目指す
2011年7月7日 17:40
光岡自動車とユアサM&Bは7日、3輪型の新型電気自動車「雷駆-T3」(ライク-T3) を発表した。今年度中の発売を目標とし、価格は100万円以下を目指すという。
発表によると、両社は軽自動車と原付四輪車の中間的な位置づけとなる車両の市場性に着目し、同製品を開発した。積載量は120キログラムで、最小回転半径2m以下を実現している。
普通自動車免許で運転ができ、車検・車庫証明は不要で、ヘルメットの着用義務はない。最高速度は時速60キロメートルで、乗車定員は2名。座席の後部には荷物を積載するスペースが設けられている。
同社は、新聞や乳製品の配達、郵便配達・宅配の効率化、空港施設内や工場・施設での人員輸送、リゾート地でのレジャー用などの用途を提案している。
本体の大きさは、全長2.45メートル×幅1.07メートル×高さ1.13メートルで、重量が320キロ。家庭用電源を使用して約6時間で充電でき、約60キロの走行が可能。
同社は、走行記録とアンケートに協力できる法人を対象に、実証試験のモニターを募集している。また、発売前に3カ月程度、開発先行車両を提供し、利用者の声を取り入れた形で最終商品に仕立てる計画という。