NEC、消費電力の“見える化”で省エネを支援する「エネパル Office」

2011年7月7日 14:44

 NECとNECフィールディングは7日、省エネオフィスサービス「エネパル Office」を発売すると発表した。電力センサーを利用して、空調や照明などの各種電気機器の消費電力、電力料金、CO2排出量などをエリアごとに確認できる。

 同サービスでは、オフィス内の分電盤やコンセントに電力センサーを設置し、空調機器、照明機器、コンセントに接続した機器ごとの消費電力、電力料金、CO2排出量を見える化する。

 また、温湿度センサーにも対応しており、温湿度と消費電力の状況とを併せて分析することで、空調機器が効率的に機能しているかを検証できる。今後は人感センサーや照度センサーにも対応予定で、無人の場所における空調や照明の無駄も発見できるようになるという。

 管理者のPCでは、予め設定した消費電力量の目標値と、それに対する実績の進捗、および前月・前年同月からの増減が表示される。また、対象オフィスの過去の電力消費パターンやセンサー情報を基にして実績値と比較し、無駄な消費電力エリア省エネに向けたアドバイスを表示する機能も備えている。

 各種センサーから収集したデータは、NECフィールディングのデータセンターに蓄積するため、導入にあたって専用サーバの設置などは必要ない。最短3週間でサービスを導入できる。

 価格は、各種センサーを16個設置し、3年契約の場合で、基本構成で初期費用が1,029,000円(工事費除く)、月額利用料が40,950円。

 両社は今後3年間で500システムの販売を目指す計画。

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