ソニー、VAIO「Zシリーズ」発売 重さ1.165kg、16.65mmの薄型ノートPC
2011年7月6日 01:13
ソニーは5日、パーソナルコンピューター「VAIO(バイオ)」夏モデルとして、最新のCPU「第2世代インテルCore i5-2410Mプロセッサー」やSSDを搭載し、起動時間や演算の処理速度を高速化しながら、重さ約1.165kgの軽量と約16.65mmのフルフラットな本体デザインを実現した13.1型ワイド液晶搭載のノートPC「Zシリーズ」を発売すると発表した。価格はオープンだが、標準仕様(店頭販売)モデルで25万円程度になる見込み。発売予定日は7月30日。
グラフィックアクセラレーター「AMD Radeo HD 6650M」、HDMI出力などの様々な端子、DVDスーパーマルチディスクドライブ等を搭載した「Power Media Dock(パワーメディアドック)」が付属しているため、専用のコネクターでPC本体と接続することにより、画像処理性能や拡張性などを一層向上させることが可能。
たとえば、自宅やオフィスで使用する場合は、「Power Media Dock」に接続することによって従来の「Zシリーズ」を超えるパフォーマンスと拡張性を発揮できる。一方、外出時には軽量・薄型・高剛性なフルフラットボディによる優れた携帯性を発揮し、シーンに応じたスタイルを実現できる。
グラフィック性能の向上した最新のCPU「第2世代インテル Core i5-2410M プロセッサー」やSSDを搭載し、負荷のかかる作業もより快適に行える。また、VAIOオーナーメードモデルでは、国内で初めて次世代高速通信「LTE」内蔵モジュールの選択が可能になるほか、CPUには「第2世代インテル Core i7-2620M プロセッサー」、ストレージには高速な「第3世代 SSD RAID」、ディスプレイにはフルHDの液晶を選択し、より高性能なPCにカスタマイズが可能。
起動時間はVAIO従来比で最速の約13秒を実現した。内蔵のバッテリーで、約9時間の長時間駆動を実現し、薄型デザインでありながらスタミナ性能も追求した。
本体の内蔵バッテリーを取り外すことなく、底面に拡張用のシートバッテリー(別売)を追加で装着し、最長で約17.5時間もの駆動が可能。拡張用のシートバッテリーは、フラットな形状でデザインを損なうことなく装着することができる。さらに、内蔵用のバッテリーを優先的に充電し、拡張用のシートバッテリーから先に放電する設定になっているため、シートバッテリーを着脱しながら、効率的に使用することができる。また、シートバッテリーは、単体での充電も可能なため、例えば本体を持って外出している間にデスクで充電しておくといった使い方も可能。