中国国内の怒りを買うクラウド特区
2011年7月4日 12:00
danceman 曰く、
いささか旧聞に属するが、中国重慶市で建設が進められているクラウドコンピューティング特別管理区が、多国籍企業に対してのみ検閲のない無制限インターネットアクセスを提供すると 6 月上旬に報じられ、このことが国内の怒りを買っているとのこと (ITworld 記事、本家 /. 記事より) 。
「南都周刊」が一番最初にクラウド特区について報じたとされているが、ネット上に掲載された関連ニュースは (恐らく検閲で) 取り消されているという。また、記事を報道した中国人記者によれば、記事の掲載直後、政府情報筋に圧力がかかり「クラウド特区」についてこれ以上話しを聞くことができないのだそうだ。重慶市経済情報技術委員会のスポークスマンはコメントを避けているとのこと。
20 世紀初頭、上海のフランス租界の公園に「犬と中国人入るべからず」という看板が立てられたことはよく知られているが、クラウド特区版「犬と中国人入るべからず」な現状に国民は今後どのような動きを見せるだろうか。
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