KFC江の島店、太陽光発電システムとデジタルサイネージを導入:節電・省資源化目指す

2011年7月4日 14:18

 パナソニック システムソリューションズ ジャパンは4日、日本ケンタッキー・フライド・チキンが7月18日にオープンする環境配慮型のモデル店に太陽光発電システムと夜間蓄電でピークシフトに対応する「蓄電用リチウムイオン電池システム」を納入すると発表した。電力不足が懸念される今夏以降に向けた節電効果などを見込む。

 今回納入する太陽光発電システムは、モジュール変換効率が16.8%と、同社調べで世界最高水準の効率を持つ太陽電池モジュール。店舗の外壁に設置する215Wタイプ40枚のパネルで年間約8,800kWhを発電し、空調などの店舗内機器に利用する予定。

 これにあわせて、発電状況などを分かりやすく来店者にPRするための42インチディスプレイも店舗内に設置する。

 また、蓄電用リチウムイオン電池システムも利用し、夜間の低需要時に蓄電する「ピークシフト」を行う。災害停電時には、店舗内に設置した特定負荷(照明・換気扇・非常用コンセント)への電力供給も可能という。

 同社は、メニュー情報などの映像を効果的に紹介することを目的とした「デジタルサイネージNMstage(エヌエムステージ) 」も納入した。デジタルサイネージで、顧客満足度の向上と紙の消費を減らすなど省資源化を図るという。

 今回の太陽光発電システムが導入されるのは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)の江の島店。日本KFCでは、2010年度に創立40周年記念事業として、より洗練されたデザインの「KFC次世代店舗」の展開を開始しており、江の島店は環境配慮モデル店舗としてオープンする。

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