スペースシャトル最後の打上げは予定通り7月8日
2011年6月29日 11:00
米航空宇宙局(NASA)は6月28日、記者会見を行い、スペースシャトル計画最後のフライトとなる、スペースシャトル・アトランティス(STS-135)の打ち上げについて、予定通り7月8日に実施すると発表した。
この日、ケネディ宇宙センターで飛行準備完了審査(FRR)が行われ、宇宙オペレーション・ミッション・ディレクターのビル・ゲルステンマイアー氏(Bill Gerstenmaier)は「我々は徹底的なレビューを行い、打ち上げの準備は出来ています。この飛行はISSにとって非常に重要です」と述べた。
アトランティスの打ち上げはアメリカ東部夏時間7月8日11時26分(日本時間7月9日0時26分)に設定されており、このミッションは多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ。
船長はクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、パイロットはダグ・ハーリー宇宙飛行士が務め、サンディー・マグヌス宇宙飛行士、レックス・ウォルハイム宇宙飛行士の計4人が搭乗する。
これがスペースシャトル計画最後の打ち上げで、救助ミッションの準備はなく、もしアトランティスに問題が起きた場合、宇宙飛行士らはISSに避難し、ソユーズ有人宇宙船による救助を待つ。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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