【銘柄診断】細田工務店は今3月期の見通しが保守的、最終的に上振れ着地も

2011年6月28日 14:09

  細田工務店 <1906> は4月19日に商いを伴いながら158円の突飛高を演じたものの、その後は売り物が先行し値固め場面となっている。その間、5月16日には今2012年3月期の低調な業績見通しが公表されたが、株価へのインパクトはなく、悪材料については織り込みを終えている感触だ。

 住宅エコポイントや減税措置等の住宅取得促進政策が引き続き実施されるが雇用・所得環境の伸び悩みなどにより、住宅需要の本格的な回復には至らず、前3月期の24.4%の営業減益に続き、今3月期も営業利益6億9000万円と2.2%の小幅連続増益が見込まれている。

 ただ、今3月期の見通しについては市場の不透明感に加え、東日本大震災による日本経済全般への影響を勘案し、戸建分譲住宅の販売価格を保守的に見積もっているだけに、最終的に上触れての着地が有力と思われる。株価の先見性を発揮しつつ株価も底入れ完了の足取りに転じそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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