日本マイクロソフト、サーバールームの温度設定を上げることで大幅な節電が可能との試算を示す
2011年6月27日 12:30
headless 曰く、
夏に向けて PC のさまざまな節電対策情報を公開している日本マイクロソフトは、サーバールームのエアコン設定温度を 2 度上げることで大幅な節電が可能になるとの試算を示した (サーバールームの節電に関する詳細情報、PC Watch の記事) 。
一般的なサーバールームでは温度設定が 22 〜 24 度となっているが、サーバーマシン自体は 35 度程度まで動作が保証されている。気温を上げるとパフォーマンス低下や、冷却ファンの回転数上昇などによる消費電力の増加が気になるところだが、同社の実験によると吸気温度 35 度まではパフォーマンスや消費電力が大幅に変動することはなかったとのこと。サーバールームの消費電力の 52 % はエアコンが占めるとのことで、東京電力管内の事業者データセンター外にあるサーバールームの温度設定を 2 度上げると、理論上約 39,000 キロワットの節電が可能になるという。これは小型の水力発電所 4 基分の発電量に相当するとのことだ。
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