ホンダ、電動二輪車「EV-neo」を使った実証実験をスペインで開始

2011年6月26日 08:32

 ホンダは24日、バルセロナ市(スペイン)と共同で、電動二輪車「EV-neo(イーブイ・ネオ)」を使った実証実験を7月初旬から開始すると発表した。

 実証実験には、バルセロナ市、スペインでホンダ製二輪車の販売および二輪部品の製造を手がけるホンダの現地法人「モンテッサ・ホンダ・エス・エー(以下、モンテッサ・ホンダ)」、スペインの主要な自動車ユーザー団体「RACC」の三者が参加する。

 バルセロナ市は市内の様々な業務に「EV-neo」を使用し、RACCが走行パターンや充電時間、使い勝手などの調査・分析を担当する。車両はモンテッサ・ホンダから、バルセロナ市に対して18台の「EV-neo」を1年間貸与する。

 バルセロナ市は、全車両の登録台数のうち約30%が二輪車であり、欧州でも有数の二輪車ユーザーが多い地域。また、同市は、電動車両の導入に積極的に取り組んでいる自治体で、充電場所の整備拡充の推進や優遇税制を設けるなど、EV導入に向けて様々な環境整備を行っている。

 「ホンダにとって今回の取り組みは、欧州における電動車両を使った最初の実証実験であり、今後の欧州市場における電動車両の発展に向けた重要な一歩になる」と同社はコメントしている。

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