アトランティス最後の搭乗クルーがKSCに到着、打上げリハーサルへ
2011年6月23日 15:30
スペースシャトル・アトランティス(STS-135)の搭乗クルーら4名は6月20日、打ち上げリハーサルのため、ケネディ宇宙センター(KSC)に到着した。
搭乗クルー4名はT-38ジェット練習機に乗り、ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターを出発し、アメリカ東部夏時間6月20日17時30分頃(日本時間6月21日6時30分頃)にケネディ宇宙センターに到着した。ケネディ宇宙センターでは、打ち上げディレクターであるマイク・レインバック氏(Mike Leinbach)らが出迎えた。
打ち上げリハーサルであるターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(TCDT)は今後数日間にかけて行われ、その中では、地上の管制要員と共にオレンジスーツの確認、仮想カウントダウン、緊急脱出訓練などが行われる。
アトランティスの打ち上げはアメリカ東部夏時間7月8日11時26分(日本時間7月9日0時26分)に設定されており、このミッションは多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ。
船長はクリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、パイロットはダグ・ハーリー宇宙飛行士が務め、サンディー・マグヌス宇宙飛行士、レックス・ウォルハイム宇宙飛行士の計4人が搭乗する。
これがスペースシャトル計画最後の打ち上げで、救助ミッションの準備はなく、もしアトランティスに問題が起きた場合、宇宙飛行士らはISSに避難し、ソユーズ有人宇宙船による救助を待つ。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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