電話によるインターネット詐欺が英語圏で多発

2011年6月21日 11:30

  headless 曰く、

 電話をかけて被害者をだまし、パソコンを操作させて金銭を奪うという手口の詐欺事件が英語圏で発生しているとして、調査を行った Microsoft が注意を呼び掛けている (Microsoft のプレスリリースITmedia の記事より) 。

 詐欺の犯人はコンピューターセキュリティ専門家を装って被害者に電話をかけ、パソコンがセキュリティ上の危険にさらされているなどとして、無償のセキュリティーチェックを行うことを勧める。これを被害者が信用すると、Web サイトにアクセスさせてクレジットカード情報や銀行口座情報などを取得したり、不正なプログラムをインストールさせたりするのだという。

 Microsoft が英国、アイルランド、米国、カナダの 4 か国で 7,000 人にコンピューターユーザーを対象に調査したところ、こういった電話を受けたことがあると答えたユーザーは全体の 15 % にのぼった。電話を受けたユーザーのうち 22 % は犯人に言われるままにパソコンを操作しており、その大半が何らかの金銭的被害を受け、約半数はパソコンが不調になったと答えている。金銭的被害の 4 か国平均は 875 ドル (約 7 万円) で、パソコンの修理などに要した費用は平均 1,730ドル (約 14 万円!) とのことだ。

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