【銘柄診断】日本アジア投資は日本と中国市場の株価の調整切り上げを待つ局面
2011年6月20日 13:44
日本アジア投資 <8518> は3月4日に130円の年初来高値を更新した。これは前2011年3月期の好決算を先取りする相場であった。
実際、2011年3月期の業績は営業利益が11億5400万円(前々期は117億1000万円の赤字)と急浮上した。IPO(新規上場)市場は低迷したが、未上場投資先企業の第三者への個別売却を進めたことが業績急好転の要因。ただ、営業収益の大半を占める株式の売却が株式相場や経済情勢などの影響を強く受けることから、合理的な業績予想が困難であるとして今2012年3月期の見通しを未公表とした。
業績予想未公表は今回ばかりでないが、東日本大震災を契機に日本ばかりでなく米国市場、中国市場などの株式市場が低迷を続けており、業績低下への懸念が台頭している。ただ、株価はそうした点については織り込み済みの感触。次は株価の出直りのきっかけになる世界的な株価の持ち直しを待つ局面だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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