【銘柄診断】ヒロセ電機は悪材料を吸収、ダブル底形成から反騰の時期模索へ

2011年6月16日 16:56

  ヒロセ電機 <6806> は底値探りの低調な展開を余儀なくされている。コネクタの納入先であるフィンランドのノキアが携帯電話の売り上げ不振で業績を下方修正、13年ぶりの安値に沈んだことが影響している。そうした状況を踏まえ、外資系証券がレーティングを引き下げたことも下げに拍車をかける要因となっている。ただ、ノキア以外のスマートフォン各社へ専用コネクタの納入を開始しており、ノキア不振の影響は克服できそうとの見方もある。

  スマートフォンやタブレットPCの数量増、自動車生産台数の回復などを背景に、前2011年3月期の営業利益220億円(前々期比8%増)に続き、今2012年3月期も営業利益250億円、前期比14%増を見込むなど会社側の見通しは順調だ。2008年以来の安値水準にまで売り込まれてきたが、業績との見合いでは明らかに売られ過ぎ。ダブル底形成から出直りのタイミングを模索する動きとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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