【銘柄診断】マキタはアジアなど新興国向けを牽引役に電動工具が好調を持続
2011年6月15日 18:25
マキタ <6586> は大震災に伴う下げを克服、4月1日には3930円の年初来高値に進んだ。ただ、小幅の高値更新にとどまったため、その後は売り物が先行する流れとなりここ調整色が強い展開。
前2011年3月期は営業利益419億円(前々期比38%増)と好調で、今2012年3月期も営業利益450億円(前期比7%増)と連続増益が見込まれている。先進国市場の成長は緩やかなものに留まる見通しだが、新興国市場では旺盛な需要動向が持続する見込み。特に中国・東南アジア諸国を中心に需要が膨らんだアジアなど、新興国での電動工具の需要増加が全体の牽引役になっており、今3月期もこうした流れを引き継ぐものと推定される。
それにも関わらず株価が伸び足を欠いたのは需給要因が若干悪化したため。4月高値当時は売り残が膨らみ信用倍率が0.1倍台と極端な低倍率となり、売り方の買い戻しが株価上げのバネになった。そうした買い戻し一巡が株価調整の直接的な要因である。需給による株価押し上げ局面は終了したが、株価調整を経て今後は好業績をストレートに評価する動きになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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