【注目銘柄】ヤーマンが3年後の売上高300億円をめざす中期戦略
2011年6月14日 19:26
■14時の発表を好感し後場一気に急騰
家庭用の美容・健康機器大手ヤーマン <6630> は14日の午後、2011年4月期の決算とともに中期経営計画「チャレンジ300」を発表。2014年4月期の売上高300億円、経常利益率10%(経常利益30億円)をめざす2つの基本戦略を掲げた。
14日の株価は、これらを発表した14時を境に急騰し、発表前の850円(前日比変わらず)前後から一気に905円(55円高)まで駆け上がり、4月25日以来の900円台回復となった。終値も891円(41円高)で大幅続伸。
■1株純資産から割安感強い
同社は、2011年1月27日に新規上場。前4月期の売上高は、「通販部門」「店販部門」とも好調に推移し、「直販部門」を補い、売上高は前期比2.9%増の196.7億円に、営業利益は同3.2%増の17.2億円になった。純利益は同10.4%増の9.4億円、1株純資産は977円55銭。株価は、1株純資産から割安感が強い。
■個人用エステ機器で初の医療用も視野
中期経営計画「チャレンジ300」では、既存ビジネスにおいて新ヒット商品・ロングセラーアイテムを毎期2~3品目ずつ増加させるなどの積極的なラインナップの充実を推進し、「ヤーマン」ブランドの一層の浸透をはかる。また、新たな事業展開では、成長著しい中国を中心とするアジア市場、エステ先進国である欧米市場への展開などグローバル化を推進し、また、特許技術などを活かし、個人用エステ機器では初となる医療機器分野への進出も推進する。
今期の数値計画は、売上高を12.0%増の220.2億円、営業利益を16.9%増の20.2億円、経常利益は同14.1%増の19.4億円とし、2014年4月期の売上高は300億円、経常利益率10%(経常利益30億円)をめざす。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・地熱発電特集(1):地熱発電はCO2排出量が少なく再生可能な自然エネルギー(2011/05/04)
・「復興特需関連銘柄特集」災害対策関連の注目度増す(2011/04/28)
・LED照明関連銘柄特集(3)=主要各社は拡販戦略でLED照明事業拡大へ(2011/05/03)
・電子書籍関連銘柄特集(2)=電子書籍本格普及へのカギは?(2011/05/10)