【銘柄診断】本田技研工業は大幅増益予想の来3月期への視点の切り替えを待つ

2011年6月14日 17:58

  本田技研工業 <7267> が売り直され再び底値を探る低調な展開になっている。注目されていた今2012年3月期について、四輪車の世界生産台数が340万台前後と、前期よりも20万台程度落ち込む見通しと伝えられたことが嫌気されているもの。

  東日本大震災による部品不足の影響で減産を余儀なくされ、生産が正常化した後に増産しても前期並みには届かない模様だ。ただ、今期のスタートである4月の4輪車の世界生産台数が前年同月比53%減と3か月連続の減少に見舞われていただけに、今3月期の生産台数ダウンはある程度予想されていたこと。

  今更今3月期前半の低調さが改めて売り材料になるとは考えにくく、株価も売り一巡後は冷静さを取り戻す方向が予想される。下期からは部品供給網が完全に復旧し、利益も回復基調に戻り、来2013年3月期は期を通じて正常な生産が可能で、旺盛な海外需要を背景に大幅増益が想定される。来3月期への視点の切り替えに伴い株価も見直されるものと思われ、そのタイミング待ちだろう。14日の株価は20円高の2931円と反発。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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