Facebookの自動顔認識にプライバシー侵害の懸念

2011年6月13日 15:31

  headless 曰く、

 Facebookが6月7日から提供を開始した自動顔認識機能に対し、プライバシーの侵害を懸念する声が上がっている(WSJ日本版の記事ロイターの記事Bloombergの記事本家/.)。

 この「Tag Suggestions」と呼ばれる機能は、アップロードされた写真から友達の顔を自動で認識してタグ付けを促すもので、米国内のユーザーには昨年12月から提供されていた。7日から世界中のほとんどのユーザーに対して提供開始されたことをきっかけに、6億人のユーザーの顔の特徴を収集したデータベースが構築されるなどとして、プライバシー侵害の懸念が高まった。EU域内各国のデータ保護当局で構成される第29条データ保護調査委員会は、この件に関して調査に乗り出す予定とのこと。

 この機能がデフォルトで有効になることについては、米国のEdward Markey下院議員が批判しており、英国のセキュリティ企業Sophosも他のユーザーに対するタグ付けの提案に自分の名前が表示されないように設定する方法を紹介している(Markey下院議員の声明Sophosのブログ記事ITmediaの記事)。

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