南アフリカ 東アジアの最重要パートナーは中国
2011年6月13日 11:00
外務省が南アフリカの18歳から60歳の国民1002人を対象に現地調査会社に委託して対日世論調査を初めて実施した結果、90.3%が日本との友好関係が絶対重要、または重要と感じていることが分かった。
一方で、日本が信頼できる国と答えた人は71.4%にとどまったほか、東アジアにおいて最も重要なパートナーは中国との回答が44.5%と日本(32.5%)は大きく差をつけられるなど、さらなる外交努力が求められる結果になった。中国が世界の舞台で大きな存在に成長を続けていることを浮き彫りにしている。
調査は、今年2月14日から3月9日までの間に、電話によるインタビュー調査で実施された。そこでの日本人に対するイメージで最も多かったのは「勤勉」(62%)、次いで「創造性がある」(44.3%)、「伝統・文化を大切にする」(29.1%)というものだった。
また、日本が指導的役割を果たすべき分野については「世界経済の発展」(55.4%)をあげる人が最も多く、次いで「科学技術の発展」(52%)、「地球環境の保全」(32.9%)だった。国連安保理常任理事国になるべきかどうかでは65.5%が「なるべき」と回答していた。(編集担当:福角忠夫)