ゼンリン、現地地図会社最大手と業務提携することでインド市場に進出
2011年6月10日 12:00
インドでは、経済の成長とともに地図需要の急速な拡大が見込まれているが、ゼンリンは9日、インドの最大手地図会社でナビゲーション向け地図事業などを展開する「CE Info Systems Pvt. Ltd.」と業務提携を行うことで、インド市場に進出することを発表した。今回発表された業務提携によってゼンリンは、インドでの地図データ制作におけるノウハウと技術を連携させ、ITS・携帯配信・GIS・地図出版・広告市場において新たな商品およびサービスの創出を目指す。
ゼンリンは、2009年に長期経営構想「ZENRIN GROWTH PLAN 2013」を掲げ、事業構造改革に取り組んでおり、グローバル事業の再検証の一環として、新興国市場での地図にかかわるサービスの創出を検討。経済規模および市場規模の拡大が見込まれるインド市場への進出を目指してきた。尚、今回の業務提携による協業体制を強化するため、ゼンリンは資本提携についても協議しており、「CE Info Systems Pvt. Ltd.」がゼンリンの持分法適用会社になる予定となっている。