【銘柄診断】日立ハイテクは遅れて開示の今期純利益が増益をキープし3連騰

2011年6月9日 19:25

  日立ハイテクノロジーズ <8036> は9日、62円高の1775円まで上げて、34高の1747円と3日続伸した。8日大引け後に4月26日の3月期決算発表時に未定としていた今期予想業績と配当を開示、純利益が連続増益をキープすることを手掛かりに下げ過ぎ訂正買いが再燃している。

  今期業績は、売り上げ6800億円(前期比4%増)、経常利益280億円(同5%減)、純利益180億円(同1%増)と予想された。東日本大震災で生産設備やロジスティック機能、サプライチェーンの一部に影響を受けたが、ほぼ震災前の操業レベルまで回復し、半導体製造装置が、モバイル関連機器市場の拡大で好調に推移し、科学・医用システム関連市場も堅調持続を見込んだことなどが要因となる。

  配当は、前期と横ばいの年間20円を予想している。

  株価は、大震災発生で年初来安値1232円まで急落し、前期業績の上ぶれ着地で1株純資産1764円水準まで反発した。PER13倍台の割安修正で一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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