最初で最後、ソユーズが撮影したスペースシャトルとISSのドッキング写真

2011年6月8日 14:00

 米航空宇宙局(NASA)は6月7日、ソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-20)で撮影した、スペースシャトル・エンデバーがドッキングしている状態の国際宇宙ステーション(ISS)の写真を公開した。

 この写真はアメリカ東部夏時間5月23日17時35分(日本時間5月24日6時35分)頃、ISSからドッキングを解除し、帰還中のソユーズTMA-20に搭乗していたパオロ・ネスポリ宇宙飛行士が撮影したもの。

 ソユーズ有人宇宙船や他の宇宙船がドッキングしている状態のISSはこれまで撮影されたことがあったが、スペースシャトルがドッキングしている状態の写真は初めて。また、スペースシャトルのミッションがアトランティス(STS-135)しか残っておらず、ソユーズによる撮影機会もないため、今回の写真は最初で最後となる。

 今年3月、ISS計画に参加している各国の全宇宙船が初めてISSに集まる機会があり、ソユーズ有人宇宙船によるISSの撮影も検討されたが、安全性の問題で、ロシア側が撮影計画を拒否していた。

 写真=NASA。

 ■Portrait of Shuttle and Station
http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_1969.html

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