東京電力、6月中は計画停電の「原則不実施」を継続できる見込み
2011年6月6日 17:01
東京電力は6日、6月7日以降の4週間分の需給見通しを公表し、現時点で想定最大電力を上回る供給力を確保できる見通しであることから、6月中は計画停電の「原則不実施」を継続できる見込みだと発表した。
発表によると、6月に予想される最大需要想定値は、6月18日から24日と、6月25日から7月1日の4370万kw。一方、供給力は、6月7日から10日の段階では4350万kwだが、月末までに4960万kwまで回復する見込みであり、いずれの週も最大需要想定値を上回ると予想されている。
なお、経年火力の連続稼働等による計画外停止や、異常な猛暑による需要の急増などが発生した場合には、需給の安定確保に支障をきたす可能性があるため、計画停電の「原則不実施」を継続するために、今後も追加供給力対策を着実に進めていく方針。また、企業や家庭における節電も引き続き呼びかけている。