【銘柄診断】日本エム・ディ・エムは悪材料の織込みを終える、今期回復に期待
2011年6月3日 14:16
日本エム・ディ・エム <7600> の前5月期の第3四半期累計決算は売上げが70億円と前年同期比4.1%減、営業利益も4億1800万円と同45.2%の大幅減益に見舞われた。前5月期通期も売上げ102億円(前期比3.1%増)、営業利益7億円(同15.5%減)と、売上げはともかく利益面では芳しくない見通しが明らかになった。
決算については3月30日に明らかになったが、株価の戻り高値はまさにその3月30日の222円。決算発表を契機に株価は一段安に売り込まれ、業績を売る流れが続いている。前2011年5月期は昨年4月に行われた医療機器の償還価格引下げが響いたもの。今2012年5月期は償還価格引下げが見送りとなるだけに、売り上げ増が即利益増につながる可能性が強い。
米国子会社の好調は引き継がれる見通しにあるだけに今5月期は業績回復が想定される状況だ。業績低迷を一度売り込んでいるだけに、今5月期の発表数字が厳しくても悪材料出尽くし、良ければ素直に好感買いする流れとなりそうだ。買いタイミングを探したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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