【読者と一問一答】5月の「月足チャート」からみた相場の見通しは?

2011年6月1日 20:00

  【問い】 5月の「月足チャート」からみた相場の見通しはどうですか?

  【答え】 5月末の日経平均は9693円、前月末比156円安。5月の高値は1万0017円、安値9406円で高低の開きは611円と、4月の444円幅に続いて小さいものでした。3月の震災下げ後に戻してモミ合っている動きです。

  おもしろいことに、今年1月から月足の陰線と陽線が交互に出ています。5月は陰線でしたから、同じ流れが続くとすれば6月の月足は「陽線」の順番です。

  一方、24ヶ月線を3月に割り込んで以降、5月も24ヶ月線を下回っています。しかし、割り込んでいるといっても小幅にとどまっています。

  こうしてみると、6月も引き続きモミ合いが予想されます。仮に、6月も高値と安値の幅が小さいとすれば、4~6月の3ヶ月続けての小幅往来です。いわゆる、「煮詰まり相場」の状況となります。

  つまり、何かキッカケがあれば上放れる可能性はあります。その材料は何か。恐らく、復興のための「第二次補正予算」だろうと思われます。規模が大きければ大きいほど上値の可能性は強いといえます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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