【銘柄診断】牧野フライス製作所は会社側見通しが保守的、増額を織り込む展開へ

2011年6月1日 19:29

  牧野フライス製作所 <6135> は5月11日の年初来高値812円から調整場面をはさんでいたが、目先底打ち機運を強めており、再び新展開入りを目指す切り返し相場が期待できる。

  業績急回復が上げを支援する。前2011年3月期に売上げ951億円(前々期578億円)、営業利益28億4000万円(同104億円の欠損)の大幅増収益を達成。続く今2012年3月期も売上げ1100億円(前期比16%増)、営業利益70億円(同146%増)と一段と回復が鮮明になる見通し。

  北米では自動車のビッグ3関連や航空機が活況。アジアでは、中国やインドの自動車関連、金型関連等が好調に推移している。会社側は工場が東京電力管内にあり、夏場の電力供給面での不安があることや、部材不足等の影響で保守的な計画にしたとコメントしているが、現状では生産に支障はない模様で、業績増額への見方が急速に強くなっている。

  アナリストでは今3月期の1株当たり利益が79円に達すると想定する向きもあり、再び割安買いの流れが強まりそうな感触だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
世の中と相場には噂がつきもの=犬丸正寛の相場格言(2011/04/15)
相場は良い時も悪い時も先に行って待つ=犬丸正寛の相場格言(2011/04/14)
LED照明関連銘柄特集(3)=主要各社は拡販戦略でLED照明事業拡大へ(2011/05/03)
電子書籍関連銘柄特集(2)=電子書籍本格普及へのカギは?(2011/05/10)

関連記事

最新記事