スペースシャトル・エンデバーがケネディ宇宙センターに着陸、最後の飛行

2011年6月1日 15:45

 スペースシャトル・エンデバー(STS-134)はアメリカ東部夏時間6月1日2時35分(日本時間15時35分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターの15番滑走路に無事着陸した。

 ケネディ宇宙センター周辺の天候は良好で、エンデバーの耐熱システムに問題もなく、着陸は順調に行われた。

 約16日間の飛行を経て、今回のSTS-134ミッションでは計4回の船外活動が実施され、ISSの補修作業などが行われた。また、アルファ磁気スペクトロメータ(AMS-02)とエクスプレス補給キャリア(ELC)もISSに運んだ。

 今回の飛行はスペースシャトルにとって134回目の飛行で、エンデバーにとって25回目の飛行だった。エンデバーの飛行は今回が最後で、今後、整備などが行われた後、ロサンゼルスにある「カリフォルニア科学センター」で展示される予定となっている。

 次回のスペースシャトルの打ち上げはアトランティス(STS-135)で、このミッションは多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ。アトランティスの打ち上げはアメリカ東部夏時間7月8日11時40分(日本時間7月9日0時40分)に予定されており、クリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士らが搭乗する。

 なお、STS-135がスペースシャトル計画最後のミッションである。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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