欧州補給機4号機は「アルベルト・アインシュタイン」と命名
2011年6月1日 10:45
欧州宇宙機関(ESA)は5月26日、欧州補給機4号機(ATV-4)について、最も有名な物理学者にちなんで、「アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein )」に命名したことを発表した。
アルベルト・アインシュタイン(1879年3月14日-1955年4月18日)はユダヤ系ドイツ人物理学者で、特殊相対性理論、一般相対性理論、有名な式E=mc2などで知られ、20世紀最大の物理学者、現代物理学の父とも呼ばれている。
今回の命名について、ESAは「彼の理論は宇宙でテストされ、彼の研究は他の惑星に向かう宇宙船で使用され、そして、彼も軌道に投入されるだろう」と述べている。
ESAによると、「アルベルト・アインシュタイン」の打ち上げは2013年初めに予定されているという。
ATVはロシアのプログレス補給船と同じように、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を行う無人補給船である。積載能力はプログレスの約2.5倍、有人の打ち上げはできないものの、ISSとドッキングした後、宇宙飛行士が中に入って作業することができ、使用後は、プログレスと同じように地球大気圏に再突入し破棄される。
ATV1号機は「ジュール・ベルヌ」、ATV2号機は「ヨハネス・ケプラー」、3号機は「エドアルド・アマルディ」とそれぞれ名づけられている。
■ATV-4 to carry name Albert Einstein
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMKZDNSNNG_index_0.html
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