TDK、透ける有機ELディスプレイを開発:携帯電話のメインパネルに

2011年5月31日 23:52

 TDKは31日、世界初というシースルータイプの有機ELディスプレイを開発したと発表した。デザイン性の高いディスプレイとして、携帯電話のメインパネルなどのモバイル機器用を想定している。

 同製品は、パッシブマトリクス駆動方式の有機ELディスプレイで、サイズは2.4インチ、画素数は320×240ドット(QVGA)、透過率40%、輝度(150cd/m2)を実現した。シースルーで表面からは画面が透けて裏側が見えるが、ディスプレイの裏面からは表示内容が見えにくい構造になっている。

 今年3月から子会社のTDKマイクロディバイスが量産を開始しており、当初は月間10,000個を生産する。

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