東芝、Windows 7搭載の法人向け11.6型タブレット「WT310/C」
2011年5月31日 23:12
東芝は31日、OSにWindows 7を搭載した法人向けの11.6型タブレット「WT310/C」を6月中旬から発売すると発表した。タッチパネルを採用しており、画面に直接触れて操作できる。年間25台以上の購入を予定する顧客が対象の受注生産品となる。
タブレット端末では、米グーグルのOS「アンドロイド」(Android)を採用する製品が市場に多数投入されているが、「WT310/C」はWindowsを搭載したことが注目される。東芝は、Windowsの採用の利点について「これまで企業で蓄積されたデータや既存端末にあるデータ、周辺機器などの膨大なWindowsプラットフォームの資産をそのまま利用できる」と説明している。
ディスプレイは、タッチパネル式の11.6型ワイド HD TFTカラー LED液晶(1,366×768ドット)を搭載。輝度や色を周囲の環境にあわせ自動調節し見やすさを向上する「アダプティブディスプレイ」機能を装備する。CPUはタブレット向けの「Atom Z670」(1.5GHz)を採用し、約6時間のバッテリ駆動時間を実現した。ストレージはSSD64GBで、メモリは2GB。通信機能として、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN 、Bluetooth Ver3.0に対応する。
インターフェースとしては、HDMI出力端子、USB2.0×1、ブリッジメディアスロットなどを搭載。オプションで市販のキーボードなどを簡単に接続できるポート拡張クレードルも利用できる。
本体サイズは幅296×奥行196×高さ15.8mmで、重量は約915グラム。