ヤマハ発動機、WGP参戦50周年記念モデルを限定発売

2011年5月30日 11:00

 ヤマハ発動機は今年、ロードレース世界選手権参戦50周年を迎え、これを記念した多彩なイベントを予定している。その一環として「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」では、6月25日のオランダGP(アッセン)と、7月24日のアメリカGP(ラグナセカ)で、スペシャルカラーリングを施した「YZR―M1 WGP参戦50周年記念カラー」を走らせるという。

 赤と白を基調にした独特のカラーリングは、「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」の伝統的なカラーリングにモダンテイストを織り込んだもので、50年に渡りヤマハのファクトリーマシンに受け継がれるDNAを表現。この2戦では専属ライダーであるJ・ロレンソ選手とB・スピース選手はもちろん、チームスタッフのウエア、ピットボックスもこのカラーで統一するという。

 「デザインはとても気に入ったよ。歴史の重みを感じるよね。リードやアゴスティーニが活躍していたときと同じようなカラーリングを今のYZR―M1に使えるなんて最高だ。今年はヤマハにとって特別の年。このカラーリングが幸運を呼び込んでくれるといいね!」 とJ・ロレンソ選手、B・スピース選手は「このカラーリングで走るのをとても楽しみにしているよ!ヤマハにとってとても大切な年であると同時に、僕にとってはファクトリー・チームでの初シーズン。この記念すべき年に、アッセンと、僕のホームレースになるラグナセカでスペシャル・カラーのマシンを走らせることができるなんて、すごく嬉しいよ。とても綺麗に見えると思うから、早くみなさんに見てもらいたいな」と語る。

 また、期間限定受注生産モデルとして同社のロードレース世界選手権参戦50周年を記念した500ccのオートマチック・スーパースポーツ「XP500 TMAX WGP50th Anniversary Edition」を2011年7月29日より発売する。

 「XP500 TMAX WGP50th Anniversary Edition」は、基本車両をベースにMotoGPマシン「YZR―M1 WGP参戦50周年記念カラー」と同様のスピードブロックグラフィック外装、メインキー下部に施したWGP参戦50周年記念エンブレム、などを採用した限定モデル。また、スポンサーステッカーセットを同梱し、手軽なドレスアップも楽しめるという。

 なお、シリーズ合計の販売台数は年間1000台、受注期間は5月26日から8月31日としている。

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