Wikipedia、世界遺産登録を目指す

2011年5月27日 16:04

  capra 曰く、

 Wikimedia財団がWikipediaの世界遺産登録を目指す活動を始めたそうだ(The New York Times本家/.)。

 Wikipediaの創始者であり財団の名誉理事長であるジミー・ウェールズ氏は次のように述べているという。

 Wikipediaは多くの人々の人生に影響を与えてきた、グローバルかつ文化的な素晴らしい現象であり、それを認識しようではないかというのが根底にある。我々の活動はハイテクであり、文化であり、学ぶことそのものであるが、これを技術的な側面から捉えられてしまう場合が多すぎる。

 世界遺産に登録されるにはユネスコの関連人員を説得するだけでなく、複雑な承認プロセスを通過せねばならない。デジタルなものが「遺産」として申請されるのはWikipediaが初めてだそうだが、申請自体は自由であるため全く問題がないという。ただし、ユネスコのメディア渉外担当はWikipediaの申請に関し「世界遺産に登録されるには例えば万里の頂上のように人知の創造的な才能を象徴せねばならず、要件を満たすのは難しいかもしれない」と述べたとのこと。

 Wikipediaではすでにオンライン嘆願書が登場し、5500名以上の署名が集まっている。
グレート・バリア・リーフや万里の長城、ギザのピラミッドなどの文化遺産や自然遺産と肩を並べ、Wikipediaが世界遺産入りする日は来るのだろうか?

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