【銘柄診断】住友大阪セメントは今期セメント売上げダウン予想で失望感強まる

2011年5月27日 19:11

  住友大阪セメント <5232> は3月25日の高値271円からほぼ一貫した下げに見舞われる低調な展開。完全に震災前の水準にまで戻ってしまった。

  復興関連株の象徴として買い進まれたものの、いざ会社側が発表した今2012年3月期の見通しではセメント売上げは前半、後半ともに前年同期比マイナスの数字が明らかになり失望ムードに包まれていることが株価軟調の背景。

  今3月期の決算見通しも売上げが2035億円と前期比1%増、営業利益が80億円、同8%増で、市場が期待していた数値とは大きな開きがある結果となった。高値を示現した3月25日申し込み現在で634万株に過ぎなかった信用買い残は直近では1383万株に急増している。

  押し目買い機運が強いため下がれば買いが入る状況となっており、その分なかなか底打ち感が生まれない。株価出直りには需給の好転が不可欠と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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